結納の挨拶
結納は、両家が親族となり結びつくことを祝い、贈り物を納めることです。
結納のスタイルは様々で、仲人を立てて行う伝統的な結納、仲人は立てず両家が集まって交わす略式結納、式場やホテルで結納や食事が準備される結納パック、または結納なしで挨拶と記念品を交わすという方法があります。
正式な結納の場合、両家が直接会わず仲人が両家を往復して行うものですが、最近では結納の挨拶を兼ね、仲人・両家が集まり行うのが主流のようです。
結納の進行は、仲人が行います。
結納の挨拶・口上は基本的に決められたもので、地方や両家の考え方などが加わっていろいろアレンジされているようです。
本来の結納式はこの挨拶の口上以外、一切無言で行います。
ビジネス界で活躍する凛とした男性を演出する「日本人のStatus」晴れの装身具【1119_10周年10】...
結納の挨拶・口上
両家一緒に行うときの基本的な結納の挨拶・口上を見てみましょう。
結納式は仲人が進行を務めます。
結納品を飾り付け「準備が整いました」と仲人が知らせると結納式が始まります。
まず、仲人が口上を述べます。
両家の縁談がまとまったお祝いを述べる結納の挨拶です。
「このたびは両家のご縁がまとまり誠におめでとうございます。本日はお日柄もよく結納の儀執り行わせていただきます。」
次に、新郎の母が仲人夫人の前に一礼とともに目録を置き、仲人夫人は目録を新婦の前に置き一礼して席に戻ります。
ここで仲人は結納品を納める口上をします。
「結納でございます。幾久しくお納めください。」
新婦側は目録を確認し、新婦の父が結納の挨拶をします。
「大変結構な御結納の品々をありがとうございます。幾久しくお受けします。」
次に新婦の母が結納品を上座に移し、受書と結納返しを仲人夫人の前に一礼とともに置きます。
仲人夫人はそれを新郎の前に置きます。
そして仲人の口上が入ります。
「これは受書と引出結納でございます。幾久しくお納めください。」
新郎側は受書と目録を改め、父親は結納の挨拶をします。
「大変結構な引出結納をいただきありがとうございます。幾久しくお受けいたします。」
そして受書が新婦側に渡されます。
「これは受書でございます。どうぞお改めください。」と仲人が口上し、新婦側は「ご丁寧に誠にありがとうございます。」と結納の挨拶をします。
そして、仲人の結びの挨拶があります。
「これで結納の儀はめでたく相調いました。本日は誠におめでとうございます。」
新郎の父が親族を代表して結納の挨拶をします。
「お仲人さま、誠にありがとうございました。」
そして新婦側に「幾久しくよろしくお願いいたします」と結納の挨拶をし、新婦側も「今後とも末永くお願いいたします」と結納の挨拶を交わし、結納式はめでたく終了です。
その後、両家の挨拶もかねて食事会が行われることが多いようです。
結納の挨拶や口上はシナリオ
仲人を立てない略式結納の時には、進行役を新郎の父が務めます。
こちらも、結納の挨拶や口上はほぼ決められているようです。
口上というと堅苦しく感じ、緊張しますが、シナリオ通りに進めることを考えると気持ちが楽になりますね。
「家同士の結婚」という観念が薄らいでいる現代では、この正式な結納を目にしたり経験したりする機会が少ないかもしれません。
日本古来の儀式なので、内容を知っておくことはよいことかもしれませんね。